扇風機くんと寝た25年の思い出を赤裸々に書いていきたいと思う。

扇風機さんありがとう。

いつも君が首を左右に振りながら目を癒やしてくれことに感謝しています。

暑い日も寒い日も冷房や暖房の空気を部屋中に届けてくれる便利屋さん本当に頼りになります。いつも本当にありがとう。これから書いていくのは、僕と扇風機の思い出話を書いていきたいとおもいます。「うわ、この人頭大丈夫か。」「え、気持ち悪いよ。」「この人人間なの」なんて思わずに最後までお付き合い願えれば大変嬉しいです。

君との出会いについて

君との出会いは物心つく前に出会っていたね。最初は扇風機の羽の部分に声をかけて何度も何度も遊んでたこと覚えていますか!?君は、僕を楽しませようと何度だって付き合ってくれたね。そのおかげで僕は、声の大きさに自信を持てるようになり合唱コンクールでかなり目立ち学年中から注目の的でした。この注目で学生時代は彼女がいない年はありませんでした。

怪我をした思い出もあったよね。

2歳の頃、君の羽の部分に指を入れてしまい怪我をしたことがあったね。その時は、親が慌てふためいちゃってすぐに病院に行ったって後々親から直接聞きました。その影響もあってかすぐに扇風機を捨てるか捨てないかで迷ったそうだけど僕が「扇風機さんは友達だから嫌だ」としつこく駄々をこねたからなくなった裏話も後から聞きました。どんだけ扇風機好きなんだよwwwと思われるかもしれませんがそれほど扇風機が大好きでした。

成長するにつれての君との関係

大きくなるにつれて、君のありがたさをを忘れていって「あって当然のもの」だと決めつけるようになりました。ごめんね。あって当然なんてひどいよね。大人になるって怖いよ。人知れずものに対しての価値が下げてしまうんだから。日頃から気をつけないといけないね。

最近の君はよく僕を見守ってくれているよね。

暑い日なんて1日中つけているのに何一つ文句を言わず僕を夏バテさせないように頑張ってくれていて感謝しています。寝るときも常に僕を暖かく見守ってくれている姿を寝ながらみていると「俺って幸せだな」と心のなかで思うよ。

おわり

最近君の調子が悪いみたい。頭をユラユラ動いているのにゴツゴツという音が聞こえてくるようになったね。もう、25年以上使っているようだから当然なのかもしれない。

これだけ、頑張ってくれた君を卒業させようか迷っています。捨てるのは思い出を捨てるようで嫌だし。捨てなければ君の思い出が悪い方へ流れてしまうかもしれない。この判断をもう一度見つめ直しこれから共に歩んでいこう。